地震対策 阪神土建活動状況

お知らせ(詳細)

関西建設アスベスト大阪訴訟 第15回期日2014年5月16日

5月16日(金)に大阪地裁にて第15回期日がありました。午前中には原告Yさんと証人Yさんの尋問が、午後からはSさん、Kさん、Aさんの本人尋問がおこなわれました。

■ 提出書面

今回は国の主張に対する反論として、防塵マスク着用義務付けや警告表示等の義務付けに関し、国の規制が不十分であり、実効性のないものであったことを主張する書面を提出しました。

■ 本人尋問

Yさんの夫はと工事・屋根工事をおこなうなかでアスベストに暴露し、肺がんになりました。闘病生活の中、原告になることを決意し、第1回期日では法廷で意見陳述もおこないましたが、そのわずか4か月後の平成24年2月に亡くなられました。ご主人の遺志を受け継いで裁判を引き継いだ思いを訴えました。またYさんの弟さんも板金工をしています。現場の実態を証言しました。
 Sさんの父は電気工でした。電気工として働く中で、アスベストにより中皮腫になり、平成18年に亡くなられました。仕事に誇りを持ち、亡くなる直前まで病室から仕事の指示を出し続けた父への思いを証言されました。
Kさんの夫は炉の修繕・解体という過酷な作業をおこなうなかで、石綿肺になり、入院からわずか1か月の平成21年に亡くなられました。世話好きで優しかった夫を亡くした悲しみを訴えました。
Aさんの父は、クロスやフローリングを貼る内装作業の中でアスベストに暴露し、肺がんになりました。辛い抗がん剤治療に耐えましたが、治療のかいなく平成22年に亡くなられました。

*4月25日、新たに3名が追加提訴しました。
これで原告団は30名となりました。

≪今後の予定≫
第16回期日 7月17日(木)
第17回期日 9月25日(木)
第18回期日 11月27日(木)
第19回期日 1月16日(金)
第20回期日 3月20日(金) 結審

  • 報告集会
  • 追加提訴原告の方から挨拶
  • 感想を述べる原告
  • 感想を述べる原告

関西建設アスベスト大阪訴訟 第14回期日2014年3月27日

3月27日(木)に大阪地裁にて第14回期日があり、午前中には八木弁護士の意見陳述とSさんの本人尋問が、午後からはYさん、Mさんの本人尋問がおこなわれました。

■ 提出書面

国の主張に対する反論として、国が行ってきた規制に実効性が無かったこと、建設現場にはそもそも濃度規制が及んでいなかったことを主張する書面を提出しました。また石綿建材を製造販売した企業が連帯して共同不法行為責任を負うことを主張しました。

■ 本人尋問

Sさんの夫は内装工としてボード貼りの仕事をする中で、石綿粉じんに暴露し石綿肺になりました。Sさんは生前の夫の仕事のことや遺族としての無念の思いを証言しました。
Yさんの夫は配管の仕事をする中で、鉄骨に吹き付けられた石綿やボード切断の際に石綿に暴露し、肺小細胞がんになりました。60歳の若さで亡くなった夫の無念の思いを涙ながらに裁判官へ訴えました。
Mさんは電工として働く中で、天井裏の吹付け石綿やボードの切断で石綿に暴露し、続発性気管支炎になりました。ご自身の体験を具体的に証言されました。治療のすべもない病気に不安を抱えながらの日々や、ご家族への思いをかすれる声で懸命に話されました。

≪今後の予定≫
第15回期日 5月16日(金)
第16回期日 7月17日(木)
第17回期日 9月25日(木)
第18回期日 11月27日(木)
第19回期日 1月16日(金)
≪結審≫
第20回期日 3月20日(金)

関西建設アスベスト大阪訴訟 第13回期日2014年2月6日

大阪訴訟第13回期日が、2月6日(木)に大阪地裁でひらかれ、午前中に弁護士の意見陳述と北山原告団長の尋問が、午後には水嶋医師 (みずしま内科クリニック)の証人尋問が行われました。

■ 意見陳述

昨年12月25日に大阪高裁は、大阪・泉南地域のアスベストによる健康被害について国の責任を認める画期的な判決を言い渡しました。国の責任を追及する上でも大きな意味をもったこの判決について書面提出とともに法廷において意見陳述しました。
また被告企業に対しては、いつの時期にどのような石綿含有建材を、どれほどの量を生産・出荷したのかを明らかにするよう求める書面を提出しました。

■ 原告本人尋問

北山団長は昨年、建設現場の石綿粉じん暴露実態を法廷で証言しましたが、今回はご自身の被害について証言しました。水嶋医師が健康診断の胸部レントゲンフィルムを再読影して肺がんを早期に発見したことにより手術をすることが出来たものの、体調の悪化や再発の不安に苦しめられる日々を裁判官に訴えました。

■ 証人尋問

私たちが再読影事業でお世話になっている水嶋医師が、午前中の診察を終えて、駆けつけました。前半は裁判官にアスベスト疾患を理解してもらうため、基礎知識について証言しました。
後半は、臨床医として感じていることや、建設従事者の胸部レントゲン再読影事業を行う中で、埋もれた被害者がまだたくさんいることを、データを駆使して説明するとともに、アスベスト被害救済の問題点を証言しました。

≪今後の予定≫
第14回期日 3月27日(木) 10時30分  原告本人尋問
第15回期日 5月16日(金) 10時30分
第16回期日 7月17日(木) 10時30分

  • 尋問にたった北山団長
  • 石綿被害を証言した水嶋医師(一番左)
  • 高尾さんも再読影で肺がんが発見された
  • 支援の皆さま

大阪・泉南石綿国賠訴訟2陣高裁 勝訴判決2013年12月25日

国の責任を三度にわたり厳しく断罪

2013年12月25日午後2時より大阪・泉南石綿国賠訴訟2陣高裁判決があり、大阪高裁は国に対し総額3億4474万円の支払いを命じる画期的な判決を下しました。この判決を確定させ、国による早期全面解決を求めます。

  • 判決前集会で話す北山団長
  • 首都圏の仲間もかけつけました
  • 門前ではマスコミがスタンバイ
  • 勝訴

判決内容を聞く支援者

判決を受けて原告団・弁護団等の声明、及び日弁連声明

12月26日付けの各紙
「勝訴を見届けたよ」 読売新聞
「不作為重ねた国の責任」 朝日新聞社説
「他裁判に弾み」 神戸新聞

「国は全面解決に踏み出せ」 神戸新聞12月28日


2014年1月7日、田村厚生労働相は閣議後記者会見で「第1陣と第2陣の判決があまりに違う。上訴せざるを得ない」と述べ、最高裁に上告する旨を明らかにしました。これに対し、原告団と弁護団は「命あるうちの解決を願う原告らの期待を裏切るもので、断じて許すことはできない」との抗議声明をだしました。

[声明]国の道理なき不当上告に断固抗議する

関西建設アスベスト大阪訴訟 第12回期日2013年11月22日

第12回期日が、11月22日(金)午前10時30分から大阪地裁でおこなわれました。今回は繁松弁護士が意見陳述をおこなった後、遺族原告2名の本人尋問がおこなわれました。

■ 提出書面

被告企業らの責任を具体的に追及する為、原告ごとに働いた期間や職種から直接取り扱ったとみられる建材を特定し、どの被告企業が主な汚染源=石綿建材を製造販売していたのかを明らかにする書面を提出しました。
また国に対しては、これまで国がおこなってきた主張について釈明(具体的な説明)を求める旨の書面を提出しました。

■ 原告本人尋問

遺族原告のSさんとTさん2人に被害実態等について証言しました。
Sさんのご主人は内装工として働いてこられましたが、2005年6月に中皮腫で亡くなりました。体調不良を訴えてからわずか半年後のことでした。老後は一緒にゆっくり過ごそうと約束していたご主人の命をアスベストによって、あっという間に奪われた悔しさを話されました。
Tさんのお母さんは、建築現場の掃き掃除の仕事をしてこられました。2000年10月に胸膜中皮腫で亡くなりました。女手一つで育ててくれたお母さんの命を奪われた悲しみなどを裁判官に訴えました。

  • 北山団長
  • 原告のみなさん
  • 神戸土建の仲間
  • 京都の仲間
  • 阪神土建の仲間

≪次回期日≫
2014年2月6日(木) 午前10時30分から  大阪地方裁判所大法廷
水嶋医師の証人尋問を予定しています。

発病後の写真を目にし唖然 遺族の話に涙が止まらず

社保対部【機関紙「阪神土建」1月号より転載】

昨年11月22日に大阪地方裁判所で関西建設アスベスト大阪訴訟の第12回期日が開かれ、原告代理人の繁松弁護士の意見陳述がありました。被告である国の主張がいかに抽象的で曖昧なものかを指摘し、より具体的な説明を求める内容でした。
続いて原告の佐藤トリエさんと谷本和美さんの尋問が行なわれました。佐藤さんはご主人を、谷本さんはお母さんを、中皮腫で亡くされています。亡くなられた二人ともお元気な時と発病後の写真が法廷内のプロジェクターで紹介され、その変わり果てたお姿に唖然としました。また、その写真を見ながら亡くなられる際のお話をされたときには涙が止まらなくなり、胸が締め付けられる思いでした。
その後の被告側の尋問では相変わらず重箱の隅を突く様な質問ばかりで、法廷内にいる誰もがその訴求力の違いを感じたはずです。
私はこの心に訴える力の歴然たる差に勝利を確信したのですが、弁護副団長の村松弁護士によると、裁判長が有罪と判決するにはまだ足りないとのことでした。
闘いはまだまだ続きます。これからも皆さんの力を集めて支援して参りたく思いますので、ご協力の程よろしくお願いします。

社保対部長 今川修二

関西建設アスベスト大阪訴訟 第11回期日2013年9月20日

関西建設アスベスト大阪訴訟第11回期日が、9月20日(金)に午前10時30分から大阪地裁でおこなわれました。今回は昭和42年から約32年間、ゼネコンに勤務し、現場監督を務められておられた北山原告団長の本人尋問でした。

主尋問では、建設業界の重層下請け構造の実態、現場の粉じん発生状況や、様々な職種の作業員が石綿粉塵に曝露すること、現場は多職種が同時並行作業を行うので、直接取り扱っていない石綿建材からも曝露することなどを、分かりやすく証言しました。

また2時間予定の反対尋問は大幅に伸び、夕方5時頃まで続きましたが、終始落ち着いて理路整然と証言を終えました。


長時間、証言をおこなった
北山原告団長。

兵庫の仲間も多数応援に駆けつけました。

石上職業病対策委員長(左)

阪神土建の仲間も

阪神土建代表で挨拶する
今川社保対部長

大阪・泉南アスベスト国賠訴訟 2陣高裁が結審2013年8月23日

判決は12月25日(水)午後2時

8月23日(金)大阪高等裁判所にて 大阪・泉南アスベスト国賠訴訟2陣の結審があり、組合から足立執行委員長、今川社保対部長が参加しました。

午後2時からの法廷では、裁判官へ最後の訴えをしました。

  • ■ 一審原告2名が意見陳述
  • ■ 小野寺弁護士の応援弁論「じん肺・アスベスト訴訟と司法の役割」
  • ■ 最終弁論
    1. 泉南地域の石綿産業の特徴と被害の構造[奥田弁護士]
    2. 国が重大かつ深刻な石綿被害を認識していたこと[伊藤弁護士]
    3. 局所排気装置の設置義務付け違反(昭和30年代前半)[八木弁護士]
    4. 石綿粉じん濃度規制違反(昭和46年以降)[小林弁護士]
    5. 規制権限不行使の違法と国の責任[鎌田弁護士]
    6. 本件控訴審の審理終結にあたって[村松弁護士]

終了後、大阪弁護士会館で『勝利判決をめざす結審報告集会』が開催されました。裁判の経過報告や、原告団の決意表明、支援者からの連帯挨拶などがあり、最後に判決までの行動提起とお願いがありました。

三度、国の責任を明確にする判決を!
判決日は12月25日(水)午後2時です。

■大阪・泉南アスベスト国賠訴訟(2陣大阪高裁)
憲法を尊重し、後世に残る公正判決を求める弁護士共同アピール

■大阪・泉南アスベスト国賠訴訟(2陣大阪高裁)
公正な判決を求める公害・薬害・労災被害者共同アピール

泉南アスベスト2陣訴訟 7年かかってついに結審 判決は12月25日

社保対部 【機関紙「阪神土建」10月号より転載】

去る8月23日に大阪高等裁判所で泉南アスベスト2陣訴訟の結審が開かれました。 第1陣訴訟が提訴されたのが2006年5月(被害者26人)、続く第2陣訴訟は2009年9月(被害者33人)に提訴されました。
7年もの長い闘いもついに結審を迎えました。原告2人による意見陳述、首都圏建設アスベスト訴訟小野寺弁護団長の応援弁論、弁護団6人による最終弁論と結審に相応しい総まとめの内容でした。
被告側弁護士による反論はなかったのですが、裁判長が全ての弁論を真剣な眼差しで聞いていたのが印象的でした。
報告集会では、水俣病被害者会の代表、建設石綿北海道訴訟の弁護団長、首都圏建設石綿訴訟事務局など、全国から多くの方々から応援のあいさつがありました。
泉南2陣の判決は12月25日、つまりクリスマスに言い渡されます。我々の大阪建設アスベスト訴訟の行方にも大きく影響するので、皆さんも大きな関心を持って判決を見守ってください。

社保対部長 今川修二

関西建設アスベスト大阪訴訟 第10回期日2013年7月18日

関西建設アスベスト大阪訴訟第10回期日が、7月18日(木)に大阪地裁でおこなわれました。

■ 弁護士意見陳述

法廷では、被告国に対して提出した書面に関し、高橋弁護士が建築基準法に基づく国の責任を、鎌田弁護士が一人親方・個人事業主に関する労働関係法規に基づく国の責任についての意見陳述をおこないました。従業員と同じように働いたのであれば、一人親方・個人事業主も労働関係法規によって保護されるべきであり、この点を否定した東京判決を乗り越えるべく現場の実態を主張しました。

■ 原告本人尋問

追加提訴した神戸土建組合員の川原さん(解体工)が、酸素吸入していても苦しい日常生活、抗がん剤の副作用の不安、奥さんへの思い、アスベストのせいで人生を狂わされた悔しさなど、声を絞り出し、裁判官へ訴えました。反対尋問が予定(30分)よりかなり時間超過しましたが、最後まで頑張りました。

≪今後の予定≫
第11回 9月20日(金) 10時30分から終日
原告団長の北山さんが建築現場の実態を証言します。
第12回 11月22日(金) 10時30分から終日
石綿問題に詳しい水嶋医師が建設従事者の被害状況を証言します。

裁判期日の前に、裁判所周辺で街頭演説をおこないました。

  • 挨拶をする北山団長
    証言をした川原さん(右)
  • 京都訴訟原告の皆さん(手前)と
    神戸土建の皆さん(後方)
  • 阪神土建からも
    15名がかけつけました

関西建設アスベスト大阪訴訟 アスベストのせいで人生の計画が狂った

社保対部 【機関紙「阪神土建」9月号より転載】

7月18日、大阪地裁で関西建設アスベスト大阪訴訟の10回目の口頭弁論が行なわれ、今回は本人原告である川原巌さん(神戸土建労組所属)の証言でした。
川原さんは昭和46年から平成22年まで解体工事、基礎工事、外構工事に従事してこられ、中でも木造家屋を中心とした建物の解体工事の際、大量の石綿粉じんに曝露しました。
その後、平成23年1月、肺ガンと診断され、手術を受けましたが、現在も闘病中で、呼吸困難から酸素吸入を受けていても日常生活は苦しい状態です。
証言では、体の状態から「死んだほうが楽になる」と思ったことが何回もあり、それでも「やっぱり生きたい」という思い、奥さんと一緒に旅行へ行きたかったことなどを語り、涙を浮かべながら石綿のせいで人生の計画が狂った悔しさを話されました。
酸素吸入を受けながら証言台に立った川原さん。2時間ほどでしたが、体力的にはもちろんですが、精神的にもとてもしんどかったと思います。
アスベストが原因で苦しんでいる川原さんのような人たちを救うためにも引き続き組合員皆さんのご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

書記局 石毛伸一

関西建設アスベスト大阪訴訟 第9回期日2013年5月24日

関西建設アスベスト大阪訴訟第9回期日が、5月24日(金)午後2時から大阪地方裁判所202号法廷で行われました。

■ 原告本人意見陳述

原告の志萱さんが、お父様の仕事内容や病気が進行していく様子など、心の叫びを裁判官に訴えました。

■ 弁護士意見陳述

これまで被告の企業や国から出された書面に対する反論の書面を提出しました。また法廷では「濃度規制の問題」「防塵マスクの問題」「警告表示の問題」について、各弁護士が弁論をおこないました。
特に防塵マスクと警告表示については、昨年末の東京訴訟判決で国の違法性が認められた部分であり、この裁判における攻防のポイントです。

■ 2名が追加提訴しました

4月26日(金)、電気工の宮下さんと、解体工の川原さんが新たに提訴しました。

≪今後の予定≫
第10回 7月18日(木) 13時30分
第11回 9月20日(金) 10時30分
第12回 11月22日(金) 10時30分
・・2014年
第13回 2月 6日(木)  10時30分
第14回 3月27日(木)  10時30分
第15回 5月16日(金)  10時30分
第16回 7月17日(木)  10時30分

  • 原告の皆さん
  • 意見陳述した志萱さん
  • 京都訴訟原告の皆さま、いつもありがとうございます
  • 組合からも応援に

大阪・泉南アスベスト国賠訴訟2陣高裁 第5回期日2013年3月27日

3月27日(水)午後2時から大阪高等裁判所にて泉南石綿国賠第2陣の第5回期日がおこなわれました。法廷では、国が2月初めに提出した書面に対する全面的な反論書面の提出と、口頭による意見陳述がおこなわれました。

2陣高裁の審理も次回5月15日の証人尋問と、時次回の結審期日を残すのみとなりました。提訴後既に9名の原告が解決を見届けることなく亡くなっています。早期結審・判決、そして早期の全面救済が求められています。

大阪・泉南アスベスト国賠訴訟原告団は、公平・公正な判決を求める署名活動を展開しています。本日そのうちの1万筆を高裁に提出しました。組合でも今取り組んでいます。引き続き取り組んでいますのでよろしくお願いします。

詳細は「大阪泉南地域のアスベスト国家賠償訴訟を勝たせる会
WEB署名も行っています。