機関紙「阪神土建」 バックナンバー


2010年7月3日付け バックナンバー

2010年7月3日新着

 = 泉南アスベスト国賠訴訟=

国の責任を認める判決 生きているうちに救済を

 泉南アスベスト被害は、70年以上前から深刻な被害発生が確認されており、わが国のアスベスト被害の原点であり、本判決は、かかるアスベスト被害について国の責任を断罪しました。
 このことは、泉南アスベスト被害の早期救済はもとより、すべてのアスベスト被害について、国の責任の明確化と被害者救済のあり方の抜本的な見直しを迫り、これ以上のアスベスト被害を発生させない万全な規制や対策の強化を求めるものであります。
 泉南アスベスト被害の救済は急務であり、「生きているうちに救済を」は原告ら被害者すべての共通の願いであり、「被害の原点を救済の出発点に」は広範な世論であるということでした。
 本判決は国の責任を認め、国に対して総額4億3505万円の支払いを命じる原告勝訴の判決は私たちにとって心強い結果でした。

社保対部長 森本雅純

 =クボタ包囲人間の鎖集会=

この事件を風化させない 今から運動を盛り上げる

 クボタ神崎工場でのアスベスト被害が発覚してからもうすぐ5年になります。
 これはもう解決したと思っている方も多いと思いますが、裁判では一切の非をクボタは認めていません。
 この事件を風化させないためにも現在、工場跡地にあるクボタ事務所で手をつないで取り囲む「5・30クボタ包囲人間の鎖集会」に組合から109人が参加しました。
 患者支援団体「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」の呼び掛けで集まった1000人が「クボタはすべてのアスベスト被害を償え」などシュプレヒコールを上げながら西川公園からデモ行進をして、旧クボタ工場を取り囲み抗議しました。
 アスベストの問題は私たち建設業者にとっては他人事ではありません。少なからず暴露している可能性があり、中皮腫、石綿肺などに苦しむ仲間もこれから急増すると言われているからです。
 国や企業の責任を追及し、被害者への救済を求める運動を今から盛り上げていく必要があると思います。

尼崎支部 淺木英生

 =兵庫県建設業協会交渉=

安心な労働環境 共闘を要請していく

 5月25日、兵庫県連の仲間とともに、兵庫県建設業協会との交渉を行ないました。
 要望書の内容は、現場の職人・労働者の生活に必要な賃金の確保、手間請労働者への賃確法適用について、労働安全衛生法の遵守、建退共加入促進、不払い問題の救済、技能労働者不足の解消と後継者育成、公契約条例の制定、など7項目です。
 賃金引き上げについては、今後の景気回復の動向も影響してきますが、最低額の引き上げ確保を常に要望していきます。
 手間請労働者に関しては、雇い入れ通知書の発行を、労働条件改善、安全設備は元請の責任でしっかりと対策を、賃金不払い問題は、法令遵守をするように、後継者問題では物作りの大切さ、建設業界のイメージの打破に努めていきたいと話をしました。
 今後も安心して働ける建築業を目指すため、建設業協会へ協力、共闘を要請していきます。

書記局 田中 治