機関紙「阪神土建」

2011年11月29日新着

運動の前進には学習が必要

阪神土建幹部学校

 10月30日の午後、西宮市勤労会館において、阪神土建平成23年度幹部学校が行なわれました。
 組合運動の中核を担う各支部の役員が参加した今回の幹部学校は、2つの講演を基に行なわれました。
 最初は全建総連の古市良洋書記長による「全建総連の展望と組合運動について」、次いで大阪じん肺アスベスト弁護団の村松昭夫弁護士による「泉南アスベスト訴訟高裁判決の不当性と建設アスベストの意義」でした。
 古市全建総連書記長の講演では、建設国保の現状と今後、税と社会保障の一体改革、東日本大震災の支援対策などの情勢報告があり、私たちを取り巻く状況は依然として厳しいことから、仕事・生活と健康を守るため、運動強化の必要性を再認識しました。
 村松弁護士の講演では、泉南アスベスト国賠訴訟の概要と経過の話がありました。国は早くから国内外の石綿の危険性、有害性などの情報を独占的に収集、把握をしていたにも関わらず、石綿の規制や対策を長期にわたり放置してきたことで、適時適切に規制対策を行使しなかった国の責任は重大です。
 関西建設アスベスト大阪訴訟には、阪神土建組合関係者3人が原告に立ち上がっています。建設アスベスト訴訟は全国的な広がりを見せており、被害者の救済とアスベスト被害の根絶を目指す闘いに尽力したいと思います。
 組合を発展させるためには、このような学習を継続して行なうことが必要不可欠です。知識を得ることで活動の幅も広がり、人財が増えれば組織も自然と発展するでしょう。
 私たちを取り巻く状況は厳しさを増すばかりです。このような状況に屈しないためにも皆で協力して共にがんばりましょう。

書記局 石毛伸一

  • 古市全建総連書記長
  • 村松弁護士

我々の要望が加味され前進 西宮市交渉

 10月18日、市会議員の杉山さん立会で、西宮市との交渉を行ないました。西宮支部から9人が出席し、西宮市側から担当課長、グループ長の7人の出席でした。
 要望書は6月に提出して、7月に回答をもらいましたが、さらに支部で検討し、立会いの議員とも要点を打ち合わせして、交渉に臨みました。
 公契約法条例制定に向けての要望については、平成22年3月にプロジェクトチームが設置され、2ヶ月に1回会議が行なわれ、他都市が実施している施策について情報集めを行なっています。また、5月から6月にかけて、市内の事業者、労働者、団体に向けて、公契約条例に関するアンケートが実施されました。
 今後は、公契約条例を制定している自治体に職員を派遣して西宮市としての考えをまとめていきたいとのことです。
 住宅リフォーム助成制度の創設に対する回答は「人生80年いきいき住宅助成」や耐震改修促進事業に対する上乗せ補助を行なっており、これが一定の波及効果があるので、新たな制度は考えていないとのことでした。
 小規模工事登録制度については、平成18年から契約金額は増加しており、今後も制度の活用を呼びかけ、市内 中小業者への発注を促進するとのことでした。
 今年の西宮市交渉においては、我々の要望が取り入れられており、一歩前進したと思っています。
 今後とも交渉には全力を尽くして取り組みます。

西宮支部長 大河原昇

今後も自分の歯を大切に―寿会―

社保対部

 10月27日、社会保障対策部主催の寿会に初めて参加し、68人の参加で行なわれました。
 今回行なわれたのは、尼崎医療生協の冨澤先生による「意外と知らない口の中の話〜100歳まで食べ続けるために〜」で、私も40代から歯周病になり、当時は十割給付でしたので、建設国保には大変お世話になりました。
 冨澤先生の講演は、歯周病の恐ろしさとして、歯周病原細菌が血液に入り、脳血管疾患、呼吸器疾患、肺炎、糖尿病等になることをパネル等を使って分かりやすく説明していただきました。最後には質疑応答もあり、自分が聞きたかったことも出たので有意義な一日でした。ありがとうございました。
 私の住む尼崎市も8020運動として、80歳で20本の歯を残そうと取り組んでおり、40歳から70歳の節目の年齢で検診ができる案内が届きます。
 この講演を聞き、これからも自分の歯を大切にしようと思いました。

尼崎支部 米良 功

組合員が一丸となり魅力ある建設産業へ

全建総連定期大会

 10月19〜21日、香川県民ホールにおいて、全国建設労働組合総連合第52回定期大会が1350人の参加で開催されました。メインスローガンは「震災復興支援、組織を増勢させ、仕事・くらし、建設国保を守り抜こう」でした。
 長引く不況の中、特に中小建設業者を中心に仕事不足や資金繰り悪化による倒産の増加、低賃金による生活危機、仕事と暮らしができる賃金、労働条件の確保、若い建設労働者を増やし、魅力ある建設産業を構築するため、組合員が一丸となって、その役割を果たさなければなりません。
 東日本大震災の復興・復旧支援、福島第一原発の早期収束と除染の徹底、諸要求実現のための運動の前進と早期70万人の回復を組織拡大に向けた新しい1年の運動方針を決定して大会を終えました。
 なお、新しい中央執行委員長には、巻田幸正氏(東京土建執行委員長)が選出されました。

財政部長 竹島 肇

≪佐々木さん(伊丹)功労者表彰受ける≫

 この度、全建総連の第52回定期大会において、功労者表彰を受けました。これは阪神土建の推薦によるものでとても感謝しております。大会には19〜21日の3日間、代議員として参加しました。
1日目は第51年度の経過報告と第52年度の方針が提案され、第27回全国青年技能競技大会の上位入賞者の表彰式で終わりました。
2日目は技術対策の分科会に参加しました。質疑では技能士や木造建築士にはメリットがないとの意見が出され、後継者育成についても物作りはおもしろいが、先行きが不安で中々なり手がないなどの意見がありました。
3日目は第52年度の方針と予算が採決され、功労者の表彰式が行なわれました。
長年お世話になりありがとうございました。

伊丹支部 佐々木正美

  一丸となり諸要求の実現を 仕事確保と組織拡大に全力

兵庫県連定期大会

 10月5日、神戸市勤労会館において、兵庫県連第56回定期大会が88人の参加のもと開催されました。
 景気は回復基調にあると言われていますが、建設産業にはその兆しは見えず、建設労働者・職人の仕事と暮らしはますます厳しくなっています。
 原発問題で電力不足の恐れからくる生産力の低下に加え、雇用は深刻な打撃を受け、不安定かつ低所得の労働者が急増する中で、まさに景気の底割れの状況に陥り、多くの国民が生活や将来への不安を抱いています。
 また、税と社会保障の一体改革の名のもとに、国保の一元化や社会保障の改悪の動きがあり、大衆増税や消費税率引き上げなども含め、我々国民に負担増を押し付けています。
 この1年間の闘いを総括し、組合員の生活と健康を守るため、また、諸要求実現を勝ち取ることを確認し、大会を終えました。
 なお、今定期大会で貴田博明氏を県連会長に選出しました。

財政部長 竹島 肇