阪神土建青年部は、昨年11月６日に、西宮市立山口中学校へ木製のベンチ２台を寄贈しました。
　青年層拡大のためには「何をすればいいのか」といつも頭を悩ましていました。
　少子化が進む中、元々嫌がられる建築業で働いてくれる人が少ないのは全国どこでも共通の悩みで、その中から青年部で一緒に活動してくれる人を増やすためにはどんなことをやっていくべきなのかを考えていたところ、秋田県連の青年部が町の困りごとや補修工事などを無償で引き受け、地域貢献などをやりつつ、仕事のことや、青年部活動などの周知に努めていることを聞き、阪神土建でもこういうことができないかと考え、西宮市役所に問い合わせてみたところ西宮市の山口中学校がベンチの老朽化で困っているということを聞きました。
　これを受けて青年部会で「幹事には大工さんもいるから今より丈夫で長持ちするベンチを作ろう」という話になり、木製ベンチの制作にとりかかりました。
　制作は仕事帰りに来られる部員が組合本部に集まって行ない、22時頃までかかった日もありましたが、なんとか２回の集まりで完成させました。幹事には色々な職種の職人がいるので、初めての道具や専門用語を覚えたり、自分の専門知識を出したりと楽しくものづくりができました。
　完成したベンチの贈呈の際、校長、教頭両先生はとても喜んでくださり、自分たちの仕事が人の役に立つ手ごたえを感じました。
　これからも公園や公共施設など、自分の子ども達が使うような施設の危険なところや老朽化を直していき、子どもと公園で遊ぶ時や学校などで「ここのベンチはパパが直したんだよ」みたいなことを話せるような活動をしていきたいと思います。
　今の青年部も少子化のあおりを受けてか部員も少なく、参加する人数も減り、意見も少なくなってしまっています。まだまだ知恵やアイデアが足りていないので、興味をもたれた方は、私たちと一緒に青年部の活動に参加してみませんか。よろしくお願いします。
青年部長　播谷