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2025/01/01 青年部 全国青協幹部会議

組合の未来を切り開くためには 青年層のリーダーシップが重要

 昨年の11月10日から11日にかけて静岡県静岡市のレイアップ御幸町ビルで行なわれた第28回全国青協幹部会議に組合から2名で参加し、全国から38県連・組合112名が参加でした。
 副議長(建労岡山)の開会あいさつから始まった今回の全国青協幹部会議は、初めての試みとして元全建総連書記長の古市良洋氏から「組合の歴史~組合と青年部の必要性・位置づけ」についてのお話をいただきました。
 今ほどネットワークが発達していない時代の組合活動は、対面行動が基本で、組合員さんとの距離が近かったとおっしゃっていました。また、当時の先輩組合員さん方が作り、守ってきた組合をこれからも存続させることができるかは「青年部の活動にかかっている」と発破をかけていただきました。
 続いて、全建総連組織部長の竹谷さんから「青年部情勢~組織拡大の必要性」についてのお話をいただきました。
 建設業を取り巻く情勢と現状は非常に厳しいとの見解で、少子化と建設業就労者の減少が同時に起こっているため、建設業就業者は25年で202万人も減っているとのこと。そんな中、全国の仲間の力を結集させた今回の100万人国会請願署名では119万6428筆も集まったと報告されました。
 また、21年ぶりの快挙として、参議院本会議で「建設労働者の雇用改善、担い手確保・育成に関する請願」が全会一致で採択されました。他にも「建設業法」や「入契法」が改正されるなど、組合の要求に耳を傾けてもらえた形であり、これらはまさに「数は力」を体現している結果だと報告いただきました。
 組織拡大の方針に関しては、徹底的な訪問行動と専従者の教育が重要であると訴え、青年部がそのカギを握っているという自覚が必要だと説いていただきました。組合の未来を切り開くには若年層の拡大と専従者の育成強化、一人ひとりの自覚、青年部のリーダーシップが重要だとまとめていただきました。
 地協報告では全国の地協の現状をご報告いただきましたが、どこも人員不足が厳しく、様々な活動に支障が出ているとの報告でした。
 最後に全国青協幹事の方々の熱い想いを語っていただき、初日は終わりました。
 2日目は元自衛隊員である青協幹事から広島慰霊祭の報告をしていただきました。自身の体験も交えて戦争の悲惨さと、今の平和を守ることの大切さを語ってくださいました。
 次の班別ディスカッションでは、「青年部の現状、組合と青年部の必要性・位置づけ」と「青年部、組合の未来に向かって」の2つのテーマについて班ごとに話し合いました。各組合の青年部の現状は相当に厳しいようで、60歳の組合員がいまだに青年部として活動しているところもあり、このような現状の中で青年部の拡大のために取り組むべきことや、改善したい課題を積極的に話し合い、他組合で成功している取り組みを、自身の所属する組合ならどのように実施できるかなど実践的で建設的な話し合いができました。
 最後は全国青協議長による総括で終了しました。以上で2日間にわたって行われた全国青協幹部会議が終了しました。
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