阪神土建労働組合

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2025/03/01 兵庫県建設労連 阪神・淡路大震災シンポジウム

発災から30年が経ち あの日の教訓を次世代へ

 1月19日(日)に神戸市兵庫区にある神戸市管工事会館で、兵庫県建設労連が主催する「阪神・淡路大震災から30年 経験を語るシンポジウム ―震災の経験を語り継ごう―」が開催され、県内5組合から総勢93名が参加し、阪神土建からは11名が参加。来賓として全建総連書記長の小倉さん、全建総連前書記長の勝野さん、関西地協から京都・大阪・滋賀の仲間が参加してくれました。
 井上県連会長の主催者あいさつでは震災時の共済活動に関する話があり、震災直後は県連および各組合の事務所も甚大な被害を受け、事務処理体制がまったく機能しない最悪の状態から「災害対策委員会」が設置され、手探りで被災組合員や家族の安否、被災状況の把握に取り組んだことが語られました。また、震災後に全国の仲間から多数の激励や救援物資をいただき、さらに4億円を超える義援金が寄せられ、物心両面にわたる支援に対して改めて感謝の意を表しました。
 当日の報告では、兵庫県建設国保組合の出田常務理事から震災当時に専従として従事していた甲南土建労働組合での対応や経験談、全建総連の前書記長の勝野さんからは当時の全建総連としての支援体制について、京都建労の奥田顧問からは当時の京都建労としての災害支援活動について、各組合から1名ずつ登壇して当時の活動や経験談などがそれぞれ語られました。
 全建総連の小倉書記長からは「現在の全建総連の災害対策と応急仮設木造住宅の建設について」の講演が行なわれました。
 続いて実際に応急仮設木造住宅の建設に数多く従事した兵庫土建の西家さんからは、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震、直近では能登半島地震等での活動について経験談を交えて話してくれました。
 阪神・淡路大震災が発生してから30年が経ち、特に若い世代の中には震災を直接知らない人が増えています。1995年以降に生まれた人たちにとっては歴史上のできごとになりつつあり、関心が薄れていると感じることがあるかもしれません。今回のような取り組みを次世代につなげていくことで、震災を風化させないことはもとより、過去の災害から学び、未来の防災・減災につながることだと感じました。
当時の状況を語る全建総連の勝野前書記長
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