阪神土建労働組合

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2021/06/01 STOP! 熱中症 リスクの軽減には日々の健康管理も大切

今年も熱中症に気をつけなければならない季節がやってきました。気象庁が4月に発表した5~7月の3ヶ月予報によると、気温は全国的に「平年並みか高い確率がともに40%」とありました。
 建設現場は高温多湿な現場で作業することも多く、特に熱中症を生じやすい労働環境にあります。熱中症による死亡災害の発生件数は建設業が全産業の半数以上を占め、特に7・8月の午後に発生しています。
 厚生労働省の調査によると、1月の速報値段階で、建設業での熱中症による2020年の死傷者数は215人に上り、記録的な猛暑となった2018年からは若干減りましたが、2019年と比較すると60人弱増え、業種別では依然として建設業が最も多くなっています。
 気温が高くになるにつれて、現場などでは熱中症対策が行なわれているとは思いますが、昨年から同時に新型コロナウイルスの感染拡大防止にも取り組まなければならず、マスク着用による作業によって、熱がこもり体温が上昇して、熱中症など体調を崩す人が出るかもしれませんので注意する必要があります。


熱中症予防について

 夏場は毎朝その日の天気をチェックしてから出勤しましょう。その日の最高気温を知って対策を立てることで、チェックせずに作業をするのとは雲泥の差がでます。また、作業服についても通気性・吸湿性の良いものを着用し、寝不足や風邪気味、二日酔いだと、普段より熱中症が発症しやすくなりますので、作業時間以外の体調管理にも気をつけましょう。
 さらに環境省では、10月27日までの予定で、熱中症関連情報を提供するホームページ「環境省熱中症予防情報サイト」を公開しています。このサイトでは「暑さ指数」を公開しているので、熱中症予防対策としてぜひご活用ください。


【もしも、次のような症状が出た場合、熱中症を疑ってください】

①軽度の症状(現場での応急処置で対応できる)
 めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない
②中等度の症状(病院への搬送が必要)
 頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感
③重度の症状(入院して集中治療の必要性がある)
 意識がない、けいれん、高い体温である、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐに歩行・走行できない


 【熱中症が疑われたときにすべきこと】

 死に直面した緊急事態であることをまず認識しなければなりません。重症の場合は救急隊を呼ぶことと同時に現場ですぐに体を冷やすことが大事です。

①涼しい環境への避難
 風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。

②脱衣と冷却
 体温の冷却はできるだけ早く行なう必要があります。衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。首筋、脇のした、鼠けい部などをよく冷えた水のペットボトルで冷やしてください。氷のうがあればいいのですが、現場作業での緊急時なので、自動販売機で販売している水のペットボトルを用意して使いましょう。ペットボトルは柔らかいので体表への接着面が大きくとれるため有効です。重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。

③水分・塩分の補給
 冷たい飲み物を飲ませます。冷たい飲み物は、胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合には、汗で失われた塩分も適切に補えるスポーツドリンクなどが最適ですが、食塩水(1㍑に1~2グラムの食塩を入れたもの)でもよいです。呼びかけや刺激に対する反応がおかしいなど意識障害がある場合には、経口から飲ませることは危険です。

④医療機関へ運ぶ
 自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送しましょう。
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